クロネコです。
皆さん、『笹巻き』という食べ物をご存知でしょうか?
いわゆる『伝統食』というヤツで、『知ってるよ~』という方もいらっしゃるかと思います。
(地域によっては「ちまき」と呼ばれるそうです。)
字の通り、笹に巻いてある食べ物で、中身は餅米です。
砂糖と混ぜたきな粉をたっぷりまぶして食べるんです。
私の生まれ故郷は東北地方なんですが、そこに住むお婆ちゃんがよくこの『笹巻き』を作って送ってくれていました。
そして私は幼い頃からこの『笹巻き』が大好きでした。
口に入れた瞬間に笹の香りが鼻をくすぐり、噛めばきな粉&もち米の風味が口いっぱいに広がります。
はっきり言って超ウマです
でも、一人暮らしだったこの『笹巻き作り名人お婆ちゃん』から笹巻きが送られてくる頻度は、私が大きくなるにつれてだんだん減少していきました。
それもそのはず、この『笹巻き』は作るのに結構手間がかかるんです。
笹でくるんで、イグサで結ぶのなんてかなりの手間だと思います
ついこないだ実家に遊びに行った両親がお土産として作ってきてくれたんですが、あまりにも懐かしくて携帯カメラのシャッターを切った次第です。
実は、お婆ちゃんは数年前に他界してしまい、残念ながらもうこの世には居ません。
この歳になって久しぶりにこれを食べると、一人でもち米を笹にくるんでいるお婆ちゃんの姿が目に浮かび、割と本気で目頭が熱くなったのでブログに書こうと思いました。
きな粉を吸引してしまい、めっちゃむせて泣いたのはどっちの涙だったのか不明だけれども。
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