前回からの続きとなります。
バドミントンダブルスにおける、バックハンドでのショートサーブについて。
大切な事は
✔ 確実な
サーブを打つ、という事でした。
今回はそこを掘り下げます。
プッシュされにくいショートサーブ
まず、多くの人に勘違いされがちな事を書いておきます。
ネットの白帯すぐ上をシャトルが通過するショートサーブが
「プッシュされにくいショートサーブ」
というわけではない
という事です。
例えネットの白帯のすぐ上をシャトルが通過しても、そこからシャトルが上に向かっていれば相手は鋭いプッシュが打てます。
(下図)
逆にネットよりも多少浮いていても、シャトルが落ちてきている(沈んできている)状態であれば強打はできないものです。
(下図)
要は相手がシャトルを打つタイミングで、シャトルが沈んできているということが大切になります。
シャトルの軌道を「山」に例えると、山の「頂点」がネットより手前側にあれば、相手は沈んでいくシャトルをインパクトする事になるわけです。
ここでは、シャトルの軌道イメージを頭に描けるようになることがポイントになります。
バドミントンのシャトルの特性から、ネットにめちゃくちゃ近い位置からサービスを打つのは難易度が高いです。
試しにサービスラインから半歩下がってサービスを打ってみましょう。
あまり角度をつけず、より床と平行した軌道で打てるので、簡単になります。
先ほど述べましたが、相手のインパクトのタイミングでネットから浮いていなければ致命的なショットにはならないので、まずは軌道の頂点をネットより手前に持ってくる事から初めてみましょう。
シャトルの軌道をイメージできたら、次は、確実性を考えます。
確実なショートサーブ
まずはサービスにおける条件を揃えることが大切です。
サービスにおける主な条件は次の3点です。
✔ 力の方向
✔ インパクトの際、シャトルとの角度
レベルが上がれば、コース、タイミング、ロングとの打ち分け、距離の使い分けによって、より相手をまどわす良いサーブにつなげることができます。
さぁ、シャトルの軌道をイメージして、3つのポイントだけ考えて反復練習してみましょう。
怖がらずに、少し思い切り、強めに当てることが、最後の隠しコツです!!
極論ですが、浮いてしまっても相手がプッシュミスをする、もしくはこちらのレシーブが冴えていれば得点になる事も起こり得ます。
しかし、弱く打ってしまってネットにかけてしまうと、99%失点です。
対戦相手が「タッチ ザ ネット」してくれる可能性も、1%はありますけど・・・
そんな期待は・・・誰もしてませんよね(笑)
インパクトはまず強めから!!
そこから徐々に弱くして調整する癖をつけましょう。
繰り返しになりますが、浮いてしまったショートサーブでも、展開次第では得点できるチャンスがあります。
しかし、サーブをネットにかけてしまっては、得点は絶望的です。
ショートサーブが浮いてプッシュを決められてしまっても、死にはしません。
(死ぬほど悔しいですが (笑) )
思い切り、相手にぶつけるつもりで強くインパクトする事から始めましょう。
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